新世代M2Mコンソーシアム
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新世代M2Mコンソーシアム




事例紹介

 
アスザック株式会社
取材日2011年11月29日

水稲のいもち病発生・出穂期・収穫期を予測する作物の栽培支援装置
「クロップ・ナビ」

画像: アスザック様 提供

クロップ・ナビは、農作物の栽培支援装置です。複数のセンサが付いており、センサで収集した情報により、稲の病気の予察や出穂期・収穫期の予測ができます。
当初、スタンドアロン型の装置でしたので、農家が水田に情報を取りに行っていました。ネットワーク接続型装置の開発により、毎日のセンサ情報が自動的にサーバに送られ、WEBで閲覧できるようになりました。水田に行く手間を省き、情報展開が格段に速くなったことで、利用者に大変喜ばれています。


◆ヒアリング

■対象サービス
売上規模10~20台/年
扱うサービスや商材は・クロップ・ナビ本体ではいもち病予察、出穂期・収穫期の予測ができる
・予察予測結果はWEBで閲覧できる
・冬季お預かり保管メンテナンスサービスを行っている
自社ならではの特長は・無線LANが届かない山間地でも使える
・長野県普及技術に指定されている

■M2M導入の経緯
抱えていた課題制度の変化農家の高齢化対策として効率的効果的な農作業が求められていた
技術革新いもち病の発生予察方法「BLASTAM」はすでに確立していた
センサを携帯電話網を用いてネットワークにつないだこと
太陽光パネルと自動車用バッテリで電源を確保している
ニーズとねらいなぜM2Mに取り組んだか・長野県からのはたらきかけ、
・アスザックフーズ(グループ会社)で利用する野菜の栽培に役立てるため
目的、ねらっていた事・農家が水田へ出向く手間を省くこと
・センサ情報取得から、農作業指示が出るまでの日数の短縮

■M2Mの概要
全体概要全体構成図本体、メールサーバ、WEBサーバ等で構成している(図1参照)
エンドポイントの台数は現在約100台
期間、体制、パートナーH19年のJST独創モデル化事業で長野県とともに開発してきた
ビジネスモデル図農業共済の被害補償を軽減するために、クロップ・ナビの情報を利用している(図2を参照)
扱うデータインプット/アウトプットのデータインプット:センサ情報
アウトプット:いもち病予察および生育予測
データを取得しているサイクルインプット1時間/アウトプット24時間
そのデータをどう活用しているか防除・施肥・水管理に役立っている

■取組効果
何ができるようになったか水田に出向くことなく状況がつかめるようになった
センサ情報取得後、農作業指示が出るまでの日数が短くなった
【以前】農家(水曜日)=>JA(木)=>県(金)=>農家(土日)
【現在】センサ情報取得(毎日)⇒WEB閲覧(即日)
利用者、ユーザーの反応は水田に行く必要がなくなり、利便性が上がった

■今後の展望
今後の課題・本体を無線ネットワーク構成にすることで通信料の軽減を図る
・数十メートルの有線でつないでいるセンサを無線でつなぐ
・予察情報判定をローカルでなくサーバで行う
サービス内容の強化・防災用途の活用
・長野県以外への拡販
・稲以外の農作物への対応
エンドポイントの拡大(種類、台数)対応センサラインナップを充実し、静止画や動画を扱っていく


図 1:クロップ・ナビの基本構成図


図 2:クロップ・ナビのビジネスモデル




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