本当に辞める人は何も言わないという事実
昨日まで普通に仕事をしていたのに突然退職届を出してきた…
会社の愚痴を言っている人ほどすぐには辞めず、辞めそうになかった人ほどあっさりと辞めてしまうことがあります。
今回は、あっさり辞めてしまう人の特徴や辞める前の兆候を分かりやすく解説します。
あっさり辞める人の特徴
突然の退職届を出す人は、会社に未練がなくあっさりと辞める傾向があります。彼らには、次のような特徴があります。
真面目な人
あっさり辞める人は、真面目な人が多いと言われています。
仕事に真摯に取り組み、自分自身に厳しい人たちが、突然の退職届を出すことが多いようです。なぜなら、現状に疑問を持ちながらも限界が来るまで我慢する傾向があるからです。
周りが真面目な社員のストレスに気がついてあげることが大事
おとなしい人
また、おとなしい人もあっさり辞める傾向があります。彼らは、自分から意見を言わず、周りに合わせることが多いため、ストレスをため込んでしまいがちです。
優秀な人
あっさり辞める人は、優秀な人が多いとも言われています。彼らは、自分の能力を十分に発揮できない状況に不満を抱き、他の職場に移ることを決意することが多いようです。
辞める兆候
あっさりと辞めてしまう人は基本的に会社に対して愚痴を言いません。
はなから会社に期待していないのかも
しかし、あっさり辞める人でもいくつかの兆候を示すことがあります。ここでは、その兆候をいくつか紹介します。
生産性が下がる
彼らは辞めると決めたら省エネで動きます。未練のない会社の仕事に対してモチベーションなど上がるわけもないからです。
優秀な社員の生産性が下がったら、注意しておきましょう。
早退や遅刻が増える
仕事に対するモチベーションが低下すると、早退や遅刻も増えます(真面目な社員を除く)。これは、仕事に対する興味が薄れているため、自然な反応と言えます。とはいえ、ただの体調不良の場合もあるので出社した時にさりげなく声がけしてみましょう。
付き合いが悪くなる
付き合いが悪くなるのも一つの兆候です。彼らは次の職場へと意識がいきつつあります。そしたら辞めようと思っている会社の社員とは友達でもない限り、関係をフェードアウトしたいと思いますよね。
有給休暇が増える
有給休暇を取得する回数が増えることがあります。有給を使い切ってから会社を辞めたいと思う人は多いので、かなり分かりやすいサインです。
ここで注意なのが、辞めてほしくないと思っているなら有給を出すのを渋らないことです。
余計に退職の決意を固めてしまう可能性があります。
なぜ愚痴を言わないのか
あっさり辞める人は、意外と愚痴を言わない傾向があります。なぜでしょうか。
引き止められたくないから
まず、引き止められたくないからという理由が挙げられます。職場で愚痴を言うと、周りの人たちから引き止められることがあるため、あえて言わない人が多いようです。
辞める決意をしたから
また、辞める決意をしたからという理由もあります。
皆さん、会社の愚痴を言うことでガス抜きができますよね。しかし、辞める決意をしたら嫌なことがあっても「どうせもう辞めるからいいや」と思って愚痴を言わなくてもモヤモヤを消化できるようになります。
辞める決断を覆すのはなかなか難しいです…
愚痴を言うのは退職を迷っている段階
愚痴を言う人は、退職を迷っている段階にある場合が多いと言えます。自分自身の中でまだ決断を下せていないため、周りの人たちの意見を聞きたいという気持ちが強いのです。
そのため、以前は愚痴を言っていたのに最近は何も言わなくなったな、と感じたらその人はもう辞める決意をしている可能性が高いです。
従業員の不満の声はきちんと聞き、すぐには改善できなくとも上層部が対処する姿勢を見せることが本当に大切です。
まとめ
真面目な人やおとなしい人、優秀な人は、愚痴を周りに言わずあっさりと辞める傾向があります。
なので彼らの出す小さな変化に敏感に気づくことが大切。 優秀で真面目な社員に辞めてほしくなければ、普段からコミュニケーションをしっかりと取り、職場環境を改善する姿勢を見せなければなりません。
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