皆さんはタイミーを利用したことはありますか?学生がよく使っている印象がありますが、最近は副業目的で使う社会人も増えているんですよ!
タイミーの基本情報
タイミーは、スマホアプリで利用できるアルバイト・バイト探しのプラットフォームです。
求人情報を登録した企業と、アルバイト・バイトを探しているユーザーがマッチングするシステムを採用しています。
【結論】いわゆる非公開求人は存在しない
結論から言うと、タイミーにいわゆる非公開求人は存在しません。
非公開求人とは、簡単に言うと求人サイトやハローワーク等の、誰でも閲覧できる場で情報を公開しない求人のことです。
非公開求人は、転職エージェントに登録して紹介を依頼することでしかアクセスすることができません。
スキマ時間を有効活用したい人向け
タイミーはスキマ時間を利用した「スキマバイト」アプリです。
好きな時間・場所・職種で最短1時間から勤務が可能です。
面接・履歴書いらず
「面接や履歴書なしで仕事につける」という点は、タイミーの最大のメリットの一つです。
タイミーでは、スマホアプリを使って簡単にアルバイト・バイトの応募ができます。そのため、履歴書や職務経歴書の用意ができていない人でも気軽に応募することができます。
また、アプリ上で事前に求人情報を確認できるため、仕事内容や待遇が不明なまま働くという心配はありません。
年齢層が幅広い
タイミーは、年齢層が幅広い利用者に利用されています。
学生からシニア層まで、幅広い世代がアルバイト・バイトを探すことができます。
また、スキマ時間を有効活用したい主婦や、フリーランスの方も活用しています。
引き抜き制度もある
タイミーでは、働きにきたワーカーを企業が長期アルバイトとして採用することを可としています。
企業側は引き抜き手数料がかからないため、勤務態度が良かったり、現場で気に入られれば長期雇用のお誘いを受けることがあるでしょう。
副業目的の人も増えてきた
前述の通り、タイミーで副業を始める会社員が増加しています。
タイミーが2022年に行なった調査によると、「タイミー」で副業を始めた人が65.4%存在し、会社員が全体に占める割合は16.7%(2019年11月)から、39.9%(2022年5月)に増加していました。
タイミーの利用方法
タイミーの利用方法をご紹介します!
①登録
タイミーを利用するには、まずアプリをダウンロードしてアカウント登録をする必要があります。
初期設定では、「電話番号」「名前」「生年月日」「性別」「プロフィール画像」などを登録します。
②求人を探す
タイミー上で興味のある求人を検索し、詳細を確認します。
自分に合った求人が見つかったら、応募します。
③申し込み
申し込み後、メッセージ機能を使い、企業とやり取りをすることができます。
持ち物や業務内容に疑問が発生した場合は、メッセージで企業に質問してみましょう。
④前日確認
仕事前に業務について再度確認するために「前日確認」をする必要があります。
⑤仕事当日
就業時間を管理するためにQRコードでチェックイン・チェックアウトをします。
仕事が終了した後は、仕事について評価・レビューをする必要があります。
⑥報酬受け取り
勤務した分の報酬は、タイミー上で確認できます。
報酬は、銀行口座へのふりこみだけでなく、電子マネーなどでも受け取ることができます。
利用の注意点
タイミー利用の注意点をいくつか紹介します。
時給は良くない
時給が低いことが多いため、長期的な収入源としては不向きです。
あくまで「スキマバイトアプリ」であるため、スキマ時間をお金に換えるくらいのつもりで利用することをおすすめします。
バイト先の教育・指導が十分じゃない
タイミーはその日限りのバイトであるため、研修がしっかりとあることは少なく、仕事をしながら覚えていくことが多いようです。
そのため、仕事に不安を感じることがあるかもしれません。
求人は都市部が多い
タイミー上で掲載される求人は、都市部に集中している傾向があります。
地方で住んでいる人が利用すると、求人数が少ないと感じられるかもしれません。
バイト先の評価で次の仕事に影響が出る
求人掲載企業からの評価が低い場合、次の仕事に影響が出ることがあります。
具体的には、下記のような行為をすると低い評価につながってしまいます。
- 電車の遅延などのやむを得ない事情を除いた遅刻
- 挨拶をしない
- お客様や他のスタッフとトラブルを起こす
- 現場責任者への確認を怠って損害を出す
求人掲載企業とのコミュニケーションには十分に気を配る必要がありますが、基本的な常識を守っていれば過度に恐れる必要はありません。
タイミーに非公開求人があると思われているのはなぜ?
タイミーにはいわゆる「非公開求人」は存在しませんが、一般公開、グループ限定公開、URL限定公開の3つの求人公開設定があるため、一般公開以外の求人が非公開求人と混同されている可能性があります。
それぞれ、下記のような特徴があります。
①一般公開
一般公開はブロックリストに入っていない求職者全員に求人が公開されます。
多くの求職者に来てほしい場合に設定されます。
②グループ限定公開
グループ限定公開は、企業が指定したグループに所属している求職者にのみ求人が表示されます。
特定のスキルや業務内容に最適な求職者を募集したいときに利用されます。
③URL限定公開
URL限定公開の求人は、共有用URLからアクセスした求職者のみに公開される求人です。
これはあらかじめ企業と接点のある(以前タイミーで働いたことがあるなど)求職者以外は知りようがありません。
非公開求人って何?
よく転職サイトで「非公開求人◯◯件保有」等と宣伝していますが、非公開求人とは一体どんな求人なのでしょうか。
また、どうして求人情報を非公開にする必要があるのか、違法であったり怪しい求人でないか気になっている人は多いのではないでしょうか。
企業が非公開求人を依頼する理由
企業が非公開求人で募集を行うのはいくつかの理由がありますが、代表的な理由としては以下の3つです。
- 応募の殺到を防ぐため
- 重要プロジェクトを社外に出さないため
- 自社の社員に隠すため
応募の殺到を防ぐため
人気のある企業や職種など、公開求人にすると応募者が殺到する可能性が高い求人は、公にしないことによって応募が殺到することを防ぐことがあります。
応募者が多すぎると、人事や採用担当者の手間が増えてしまうため、非公開求人を利用するのです。
重要プロジェクトを社外に出さないため
企業が非公開求人で募集する理由の1つに、「重要プロジェクトを社外に出さないため」があります。
開発中の新製品や新サービスのプロジェクトについて、外部に情報漏洩することを避けるために非公開求人にすることがあります。
自社の社員に隠すため
企業が非公開求人で募集する理由の1つに、「自社の社員に隠すため」があります。
例えば役員クラスなど重要ポストに就く人材を外部から募集する時は、社内の人間にも知られない方が良い場合があります。
「そのような上の人材を外部から募集するということは、自分がこの会社でどれだけ頑張ってもその立場になることはできないのではないか」と社員に思われてしまうリスクがあるからです。
非公開求人のメリット
求職者にとっての非公開求人のメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?
選択肢が増える上に競争率も低い
全求人の7割は非公開求人と言われています。
公開求人だけでは、全求人の3割にしかアクセスできないため、非公開求人にアクセスすることで選択肢が増えます。
また非公開求人は、一般公開されないため応募者が少なくなる傾向があります。そのため、応募者間での競争率が下がり、採用されやすいと言えます。
もちろん応募資格を満たしていることが前提となりますが、応募者にとってはメリットが多い求人と言えますね!
大手や有名企業の求人も多い
非公開求人には、大手企業や有名企業の求人情報が多く掲載されています。
前述の通り、応募者が殺到して採用担当者の手間が増えてしまうことや、外部に自社の動向を知られないために非公開にしていることが多いです。
大手企業や有名企業に勤めたいなら、非公開求人にこそ可能性があると言っても過言ではありません。
役員や幹部クラスの求人が出ていることも
役員や幹部クラスの求人情報の多くは非公開求人です。
より高いポジションで働きたい場合は、非公開求人にこそチャンスがあります。
非公開求人のデメリット
非公開求人はいくつかのデメリットがあります。下記の3つはその代表例です。
- 経験やスキルによっては求人を紹介してもらえない
- 要求される職務レベルが高い
- 情報収集がしにくい
経験やスキルによっては求人を紹介してもらえない
非公開求人は、経験やスキルによっては求人を紹介してもらえないというデメリットがあります。
企業が非公開求人を依頼する理由の1つに、「特定のスキルや実務経験がある求職者だけに応募してもらいたい」というものがあります。
そのため、求人情報が非公開である場合、スキルや実務経験が不足している場合には求人を紹介してもらえない可能性があります。
要求される職務レベルが高い
非公開求人では、経験豊富で高度なスキルを持った人材が求められるケースが多いです。
そのため、ポテンシャルを評価して欲しい人や、プレッシャーに弱い人には向きません。
情報収集がしにくい
非公開求人は一般的に、転職エージェントからの紹介がないと閲覧することすらできません。
そのため、求人を紹介されてから応募するまでの間に業界研究や企業の情報を集める形になります。情報収集のための時間が足りないと思うことも多いでしょう。
しかし、転職エージェントから情報をもらうこともできます。
転職エージェントは、下記のような情報を持っていることが多いですが、基本的には自分から聞いていかないとエージェントから情報は得られません。
- 過去にその企業の求人に応募して、次の選考に進んだ求職者の傾向
- 過去にその企業の求人に応募して、不採用になった求職者の傾向
- その企業の人事や採用担当者が何を重視しているのか
応募を考えている企業や、書類選考に通過して面接に進んだ企業の情報を知りたい場合は、転職エージェントに積極的に尋ねましょう。
まとめ
- タイミーにはいわゆる非公開求人は存在しないが、「グループ限定公開」「URL限定公開」がある。
- スキマ時間を利用して効率よく収入を得ることができる一方、時給はあまり高くないため長期的な収入源としては不向き。
- 面接・履歴書いらずで気軽に仕事を始められる。
- 引き抜きをルール上可能にしており、引き抜きの手数料もかからないため、長期のアルバイト雇用を目的にしている企業もある。
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