金沢の人に旅行先で酷い対応をされた。もう二度と行かない。
こんなに酷い観光地は初めて
ネット上には、金沢に対して酷い口コミが上がっています。しかし、実際はどうなのでしょうか?
今回は金沢が「二度と行きたくない」と言われてしまう原因についてまとめました。
私自身、去年に金沢旅行をしたので共感できる部分がありました!
二度と行きたくない!?金沢が厳しい評価を受ける理由
金沢と検索すると、「二度と行きたくない」という検索候補があらわれます。実際に検索すると、
「二度と行きたくない観光地」
「三流観光都市」
という衝撃的なワードが羅列されています。
金沢がこれらの評価を受ける理由には以下のようなものがあります。
小京都を期待していくと思ったよりしょぼかった
金沢は「小京都」と称されることもありますが、期待して行くと実際には京都ほどたくさんの歴史的な建造物は見られません。
確かに局地的に歴史的な建物が立ち並び美しいのですが、規模の小ささが期待外れに思われてしまうようです。
観光客への態度が最悪
観光客への態度がひどいという声がかなり上がっていました。一部の場所や人々において観光客に暴言を吐いたり、不親切な対応をしたりしているようで、金沢へのイメージダウンに繋がっています。
兼六園が想像より小さかった
兼六園は金沢を代表する名所ですが、期待していたほどの広さや美しさを感じられなかったという声もあります。
綺麗なことには間違いないのですが、期待が大きかった分、庭園が小さくて肩透かしを食らった気分になりました。
21世紀美術館のスタッフの対応が良くない
金沢21世紀美術館のスタッフの対応に関しては、改善の余地があるとの意見があります。一部の来場者は、スタッフの対応が冷たかったと感じたと述べています。
美術館って学芸員の方に監視されている気分がしてゆっくり鑑賞できない気持ちがするのは私だけでしょうか
天気が悪い
金沢の天候は変わりやすく、観光に影響を及ぼすことがあります。天気が悪い日に訪れると、観光の楽しみが半減してしまうかもしれません。
金沢に限らず北陸は年中天気が悪いですよね。
住民のプライドが高い
金沢の住民は、自分たちの地域や文化に誇りを持っている傾向があります。そのため、時には閉鎖的な態度をとることがあるかもしれません。
金沢は北陸で1番栄えている都市なので、住民たちは金沢に誇りを持っている人が多いようです。
【実際はどうなの?】金沢の有名観光地のリアルな口コミ
ここまで金沢のネガティブな部分ばかりを紹介してきましたが、本当のところ、金沢の有名な観光地は行く価値があるのでしょうか?
口コミ調査を元に金沢を代表する有名観光地をまとめてみました!
兼六園
日本三名園の一角をなす兼六園は、金沢を代表する庭園であり、江戸時代に加賀歴代藩主により長い年月をかけて作庭されました。広大な敷地には美しい景観が広がっており、季節ごとに異なる風景を楽しむことができます。
冬の時期は特に綺麗ですよね。俗説ですが、日本三名園は雪月花を象徴する庭園が選ばれており、兼六園は「雪」に対応するようですよ。
ですが兼六園って実は結構小さいんですよね。
以下は日本三名園の広さをまとめたものです。兼六園は一番小さな庭園となっています。
日本三名園 | 所在地 | 広さ |
---|---|---|
兼六園 | 石川県金沢市 | 117,000㎡ |
後楽園 | 岡山県岡山市 | 133,000㎡ |
偕楽園 | 茨城県水戸市 | 3,000,000㎡ |
なので、思ったよりすぐに回れて時間が余ってしまう可能性は大。
私が行ったときは30分あれば十分満足できました。
(個人的には香川の栗林公園の方が見応えありました)
■公式HP:https://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/kenrokuen/index.html
■住所: 金沢市兼六町1番1号
■アクセス: 公共交通機関を利用する場合、金沢駅からバスで約10分、「金沢城公園」バス停で下車。車でのアクセスも可能で、駐車場が用意されています。
■休園日:年中無休
■入園料:
個人
・大人(18歳以上) 320円
・小人(6歳~18歳未満) 100円
団体(有料対象者30名以上)
・大人(18歳以上) 250円
・小人(6歳~18歳未満) 80円
■開園時間:
3月1日~10月15日 7:00~18:00 (最終入園 17:30)
10月16日~2月末日 8:00~17:00 (最終入園 16:30)
観桜期や紅葉期などライトアップ(夜間開園)を行っています。
■駐車場: 有
金沢21世紀美術館
金沢21世紀美術館は、現代美術を展示するために設立された美術館です。斬新な作品やコンテンポラリーアートの展示が特徴であり、国内外から多くの観光客やアート愛好家が訪れます。
金沢21世紀美術館の一番の目玉作品はレアンドロ・エンリッヒ作「スイミングプール」
インスタレーションアートって良くわからない作品が多いですが、この作品はシンプルに「何これ、楽しそう!」と思えるので人気なんでしょうね。
金沢21世紀美術館で注意しておくべきことは、「現代美術ってよく分からない」と感じる人が多く、作品をじっくり見ずに終わってしまう可能性が高いことです。
この分からなさの中に皮肉が混じっているのが良いらしい…?
21世紀美術館は、兼六園からすぐの所にあるので、アクセスは◎!不思議な世界を楽しめるので私は楽しかったです。
そういえば、21世紀美術館の学芸員の雇用条件が求められるレベルに対して酷すぎると話題になっていましたね。
■公式HP:https://www.kanazawa21.jp/
■住所: 金沢市広坂1-2-1
■アクセス: 金沢駅からバスで約15分、「21世紀美術館前」バス停で下車。または、金沢駅から徒歩で約30分。
■休館日:
展覧会ゾーン:月曜日(休日の場合は直後の平日)、年末年始
交流ゾーン:年末年始 *各施設の休室日は展覧会ゾーンに準ずる。
■入館料:交流ゾーンは無料。展示会ゾーンは有料(展覧会によって入館料が異なる)
■開館時間:
展覧会ゾーン:10:00~18:00(金・土曜日は20:00まで)
交流ゾーン:9:00~22:00
■駐車場: 有
近江町市場
近江町市場(読み:おうみちょういちば)は、藩政時代から300年以上続く歴史的にも貴重な市場です。新鮮な魚介類や地元の特産品を扱っており、「市民の台所」として金沢の食を支える場所となっています。
美味しそう!こんな美味しそうな魚介類が簡単に手に入るなんて羨ましすぎます。
近江町市場に関しては、魚介類が美味しいという好意的なコメントばかりで悪い部分が見つかりませんでした。金沢に来た際は、近江町市場でぜひ北陸の海の幸をお楽しみください。
■公式HP:https://ohmicho-ichiba.com/
■住所: 金沢市上近江町50
■アクセス: 金沢駅より徒歩15分。バスは金沢駅東口から6番〜9番の北鉄バスに乗車。または、まちバスにご乗車ください。「武蔵ヶ辻」が最寄りのバス停です。
■営業時間:9:00〜17:00(店舗により異なる)
■駐車場: 有
ひがし茶屋街
ひがし茶屋街は、江戸時代の町並みを再現した風情豊かなエリアです。歴史的な建物や伝統的な茶屋が軒を連ねており、散策することで金沢の風情を感じることができます。また、ここで地元のお茶や和菓子を楽しむこともできます。
ひがし茶屋街で見たものTOP3
1位あぶらとり紙、2位金箔、3位九谷焼!
金沢の名産(日本の金箔生産量の98%以上を占める!)である金箔を制作する際にできるのがあぶらとり紙。どこのお土産屋さんにいっても置いていました。
また、とりあえず金箔を乗せておけばいいと思っているのか、色んな食べ物に金箔が降り掛かっていました。
金沢のたこ焼き、大阪のより美味しかった…
ひがし茶屋街で印象的だったのが、店員さんたちの素晴らしい接客です。
正直、歴史的な建物が連なっているエリアは一部だけで、小京都というにはもの寂しかったというのが本音です。
しかし、ひがし茶屋街の方たちは綺麗に写真や動画が取れるように配慮してくださったり、おすすめの観光地を紹介してくださったり、本当に皆さん親切に対応してくださいました!
■住所: 金沢市北町1丁目
■アクセス: 公共交通機関を利用する場合、金沢駅からバスで約10分、「ひがし茶屋街」バス停で下車。徒歩で約5分。
■営業時間: 店舗によって営業時間が異なりますが、通常は午前10時から午後5時までの営業です。
■駐車場: 付近にあり
金沢城公園
現在の金沢城は、金沢市内にある代表的な観光地であり、江戸時代の城郭を再現したものです。美しい庭園や保存状態の良い建造物が特徴であり、歴史や文化に興味がある人にとって魅力的なスポットです。
金沢城といえば、菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓です。二ノ丸を守るための施設で、石落としや鉄砲狭間となる格子窓が備えられています。
金沢城公園は兼六園からすぐのところにあります。
また、人もそんなに多くなく、ゆったりと観光できます。しかし、無料で入れるところだけだと少々物足りないので、菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門に行くことをおすすめします。
金沢城のある地は、今はお城が立っていますが、1949年から1995年までは金沢大学の丸の内キャンパスとして利用されていました。お城の中にある大学は当時、ドイツのハイデルベルクと金沢だけであったみたいで、学生たちの誇りだったみたいです。(現在は角間地区に大学は移転)
■公式HP:https://www.pref.ishikawa.jp/siro-niwa/kanazawajou/
■住所: 金沢市丸の内1−1
■アクセス:公共交通機関を利用する場合、金沢駅からバスで約10分、「金沢城公園」バス停で下車。徒歩で約5分。
■休園日:年中無休
■入園料:無料(ただし、菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓・橋爪門は入館料が必要)
■開園時間:
3月1日~10月15日 7:00~18:00(退園時間)
10月16日~2月末日 8:00~17:00(退園時間)
■駐車場: 有
まとめ
「金沢には二度と行きたくない」と言っている方もいますが、実際はそこまで酷い観光地ではありません。
観光雑誌に載っている金沢はかなり脚色されており、実際に行ってみるとがっかりすることが多いのでしょう。
中には地元の人々の態度が悪くて不快な思いをした人もいましたが、全員がそういうわけではありません。
美味しい魚介類と京都ほどの人混みは避けつつ日本の伝統的な景色を楽しみたい人はぜひ金沢までいらしてください!
私的に金沢は素敵な観光地でした!また行ってみたいです。
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