「北陸なんて二度と住みたくない」
「人が住むような場所じゃない」
北陸出身・他府県出身限らず、北陸に移住してこのように感じた人がいるようです。
今回は、北陸での暮らしのリアルについて解説します。
【記事の内容】
・どうして北陸は住みたくないと感じるのか
・他府県出身が感じる北陸の住みにくさ
・北陸出身に聞いてみた!北陸の住みやすいところ
北陸には二度と住みたくない?
北陸は自然豊かで魚介類も美味しく、日本有数の観光地です。しかし、北陸に住んだことのある人の中には「二度と住みたくない」という人もいるようです。
今回は、「住む街としての北陸」にフォーカスして、観光地以外の北陸の顔を見ていきましょう!
そもそも北陸って 何県を指すの?
北陸は主に「富山県」「石川県」「福井県」の3県を指します。これらに新潟県を含め、北陸4県と言うこともあります。
本記事では、前者の3県を北陸として扱います!
二度と住みたくないと言われる理由
「北陸には二度と住みたくない」と言われてしまう主な理由には次のようなものがあります。
1. 雪国で冬場が大変
2.曇りの日が多く、気分が沈む
3.娯楽が少なくてつまらない
4.田舎特有の人間関係
5.車がないと不便
雪国で冬場が大変
北陸は雪国であり、冬季には大量の雪が降るため、生活が大変になることがあります。除雪作業や寒さ対策に時間と労力を割かなければならないので、冬が苦手な人にとってはストレスの原因になるかもしれません。
除雪作業がほぼ市民任せ。行政の対策が追いついていないのが現状のようです。
また、大雪が降ると公共交通機関が遅延・運休してしまうので困ることが多いです。
曇りの日が多く、気分が沈む
北陸は曇りの日が多い地域であり、太陽をあまり見ることができません。気分が沈みやすくなるため、陽光を求める人にとっては辛い点かもしれません。
天気は、多くの人が感じていたデメリットでした。
1年のほとんどがどんよりした鉛色の空なのは確かに鬱っぽくなりそう…
娯楽が少なくてつまらない
北陸の一部地域では、都心部に比べて娯楽施設やイベントの数が限られています。特に若者にとっては、外食やショッピング、エンターテイメントなどの選択肢が少ないことが不満の一因となるかもしれません。
田舎特有の人間関係
北陸の一部地域では、田舎特有の人間関係が存在することがあります。地域のコミュニティが独特で閉鎖的な場合があり、外から来た人や新しく移り住んだ人にとっては馴染むのが難しいことがあります。
車がないと不便
北陸の一部地域では、公共交通機関の利用が制限されているため、車がないと移動が不便になることがあります。特に郊外や山間部では、一人一台の車が必須の生活スタイルとなっています。
比較的都会な金沢や福井でも車がないと不便に感じることがあるようです
北陸の良いところ
北陸の良くない点ばかり述べましたが、もちろん北陸にも良いところがあります。ここでは、北陸の良いところをご紹介します。
魚やカニが美味しい
北陸は日本海に面しており、魚介類がとても美味しいです。ただ、他の地域と同様に、普段はスーパーで売っている普通の魚を食べるのであまり変わらないと感じる人もいます。
とはいえ、普通の居酒屋で美味しい魚が他では食べられないくらい安い値段でいただくことができるので、十分恩恵を受けることができます!
自然が豊か
北陸は自然豊かであるという特徴があります。休みの日に少し遠出をして、他の北陸地域の自然を堪能することができます。例えば、次の観光地に出かけてみてはいかがでしょうか?
みくりが池(富山県)
富山県の立山黒部アルペンルートにある「みくりが池」は、立山の火山爆発でできた火口に水が溜まった火山湖です。
雄大な立山が湖面に映し出される眺めは絶景です。
■みくりが池
[住所]〒930-1406 富山県中新川郡立山町芦峅寺
[アクセス]
立山黒部アルペンルートの立山駅または扇沢駅より室堂駅へ
室堂ターミナルから徒歩約10分
[駐車場]なし(立山駅駐車場の利用がおすすめ)
白山国立公園(石川県)
富士山・立山とともに日本三名山と称される白山にある「白山国立公園」は、古くより信仰の山として人々に崇拝されてきました。谷間から山麓にかけては数多くの温泉が湧いており、登山の後にゆっくりと温泉に浸かることができます。
■白山国立公園
[住所]〒920-2501 石川県白山市白峰
[アクセス]
白山登山バス「市ノ瀬」下車(白山登山口は「別当出合」下車)
[駐車場]有り(無料)
東尋坊(福井県)
福井県坂井市にある「東尋坊」は、日本海の荒波によって削られた岩石の絶壁がそびえ立つ景勝地です。五角形や六角形の柱状の岩は地質学的に非常に珍しく、世界有数の柱状節理が見られる土地として有名です。
■東尋坊
[住所]〒913-0064 福井県坂井市三国町東尋坊
[アクセス]
京福バス東尋坊より徒歩約5分
[駐車場]有り(有料)
自然を堪能して日々のストレスを解消しましょう!
歴史がある
北陸は古くから歴史が息づく地域です。例えば、金沢市には日本三名園の一つである「兼六園」や「金沢城」など、歴史的な建造物や庭園が多く存在します。また、富山県の高岡市には江戸時代の町並みが保存されており、当時の風情を感じることができます。
しかし、これらは「観光地」としての良い面ですよね。
今回は、北陸出身者に北陸の住みやすいところを実際に聞いてみました!
北陸出身の人が感じる北陸の住みやすいところ
富山県出身の友人に、北陸の住みやすいと感じる点を聞いてみました。実際に北陸に住んだことのある人の思う北陸の住みやすいところは何なのでしょうか?
美味しいお米が安く買える!
北陸は米どころとしても知られており、美味しいお米を安く手に入れることができます。地元の特産品を楽しむことができるのは、北陸での生活の一つの魅力です。
北陸を出て一人暮らしを始めたとき、同じ値段なのに白米が美味しくないと感じました。また、地元ではお店で買わなくても近所の人がお裾分けしてくれることも多かったです。
私も金沢へ旅行へ行った時、お米が美味しいと感じました!
富山県産「てんたかく」や石川県産「夢ごこち」など北陸にはブランド米が多くありますよね。
助け合いの精神が息づいている
北陸の人々は親切な人が多いのが特徴です。雪国のため、冬の間を除雪作業を共同で行うことが多く、自然と助け合いの精神が生まれたのでしょう。
人との繋がりをとても大切にしていると感じました。困ったときは助け合うのが当たり前で、温かい人たちが多いです。
素敵ですね!
でも距離が近すぎると感じることもありました。プライバシーに関わるようなことを平気で噂したり…。普段は気にならないんですけど、こういうところは苦手です笑
地方にありがちですが、地域のコミュニティで噂が一瞬にして広まることが結構あるようです。他府県出身、特に都会出身の人は不快に感じる部分かもしれませんね。
まとめ
日本有数の豪雪地である北陸は、他府県出身者からは住みにくい地域として「二度と住みたくない」と言われることがあります。
しかし、美味しい食材が豊富だったり、自然豊かな地域が多かったり、良い点ももちろんあります。
人によって北陸での生活のしやすさは変わるので、まずは知ることから初めてみましょう。
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