JRのロゴは全国で違う!
日本の交通インフラを支えるJR。そのロゴマークの色が全国で異なることを知っていますか。
旅行先で気づいた方もいるかもしれませんね。
デザインは日本デザインセンターが行う
JRのロゴは1987年の国鉄民営化にあたり、日本デザインセンターがデザインしました。
日本デザインセンター
日本の広告デザインの発展とクオリティ水準の向上を図る創造集団として、一流の日本のデザイナー・コピーライター・フォトグラファーたちが集まって設立しました。
NR案もあった
ロゴのデザインを手がけた山本洋司氏によると、新会社の社名はデザインによって決定する可能性があったらしく、当初はNR(Nippon Railway Company)の案もあったようです。
結果、100案以上の候補の中から、現在のJR(Japan Railway Company)が採用されました。これが、名称の頭に「J」を冠する流れを生み出し、JT(日本たばこ産業)やJTB(日本交通公社)、Jリーグの名前が誕生しました。
マークデザインが決定したのは民営化のわずか2ヶ月半前。大急ぎで各社カラーや記者発表用キットなど膨大な制作物を仕上げたようです。
各社のロゴマークを一挙紹介
出典:日本デザインセンター「JRグループ CIデザイン」
では早速、JRグループ各社のロゴマークを一挙に公開します。各ロゴマークの由来も一緒に紹介します。
JRグループ
JRのグループ会社を統括するJRグループのロゴは汎用性の高い無彩色(黒・グレー・白)が採用されています。シンプルなデザインがかっこいいですね。
JR北海道
JR北海道のロゴカラーはライトグリーンです。北海道の真っ白な雪の大地から一斉に芽が生える様子をイメージしているようです。
JR東日本
JR東日本はJR北海道より色の濃いグリーンです。力強く会社が発展していく様子を東北・信越・関東の豊かな山の緑で表現しています。
JR東海
JR東海は、限りなく広がる東海と空の彼方を染める夜明けの色であるオレンジが採用されています。新鮮で溌剌としたオレンジのように、会社がフレッシュであることが表現されているようです。
JR西日本
日本の文化と歴史に彩られた西日本にありJR西日本は、落ち着いたブルーをコーポレートカラーに採用。豊かな海と湖を象徴するカラーとなっています。
JR四国
JR四国は鮮やかなライトブルーが採用されています。「青い国・四国」を象徴した澄み切った空のブルーが表現されているのです。
JR九州
JR九州は、南の明るい太陽の国にふさわしい燃え盛る赤色が特徴的です。
JR貨物
「JRの貨物=小豆色」のイメージが強いですが、JR貨物のコーポレートカラーはコンテナブルーです。イメージの一新を狙ってあえてこの色が使われているようですよ。
番外編
JRグループには、情報処理を専門に行う「鉄道情報システム(JRシステム)」と研究機関の「鉄道総研」があります。
まとめ
今回はJRグループの各社ロゴを紹介しました。こうやって一覧で見ると地元のロゴマークに愛着が湧いてきますね。旅行先ではぜひロゴマークをチェックしてみてくださいね!
コメント