Slackはビジネスチャットツールとして、多くの企業で利用されています。
しかし、2022年に仕様変更があり、メッセージの閲覧は直近90日間までになることが発表されました。
これによって、過去のメッセージが見られなくなるデメリットが生じます。
本記事では、メッセージの保管期間の問題に対する対策について解説します。
Slackのメッセージ保管期間について
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以下では、Slackのメッセージ保管期間について解説します。
Slackのメッセージ保管期間はいつまで?
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Slackは、メッセージ保管期間の規定があります。以前は、無料プランでも10,000件までのメッセージを保管することができました。
しかし、2022年9月からは、無料プランでのメッセージの閲覧期間が直近90日間に制限されることが発表されました。
過去のメッセージが見られなくなることのデメリット
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Slackのメッセージが90日で消えることによって、過去のメッセージが見られなくなるデメリットがあります。
例えば、あるプロジェクトの進行状況や、特定の案件に関する情報など、過去のメッセージが必要になる場合があります。
また、顧客からの問い合わせに対するやりとりなども、過去のメッセージを参照することが必要になる場合があります。
Slackのメッセージ保管期間を過ぎた場合の対策
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Slackのメッセージが90日で消えることへの対策として、以下の方法があります。
有料プランを契約する
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Slackの有料プランを契約することで、メッセージの保管期間を無制限に延長することができます。
Slackの有料プランには、以下の3つの料金プランがあります。
- プロ:¥850/月/ユーザー
- ビジネスプラス:¥1,600/月/ユーザー
- Enterprise Grid:要問い合わせ
それぞれのプランには、機能や価格に違いがありますので、自社に合ったプランを選択することが大切です。
別の情報管理ツールを併用する
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Slack以外にも、情報管理ツールとして利用できるツールがあります。
例えば、Stockを連携することで情報のストックやタスク管理をすることができます。
また、Notionやwelogなども同様の用途で利用することができます。
Slack以外のツールとの保存期間の比較
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Slack以外のビジネスチャットツールでも、メッセージの保管期間には違いがあります。
ここでは、代表的なビジネスチャットツールであるChatworkとLINE WORKSとの比較を行います。
Chatwork
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Chatworkの無料プランでは、40日前までにやりとりされた5,000件のメッセージを保管することができます。
有料プランを契約することで、メッセージの保管期間の制限がなくなります。
LINE WORKS
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LINE WORKSは、管理者画面で設定した期間の間、サーバーに保存されます。
保存期間は1か月/ 3か月/ 6か月/ 1年/ 2年/ 3年から選択できます。
まとめ
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Slackは、2022年にメッセージの閲覧期間が直近90日間に制限されることが発表されました。
この問題に対処するためには、有料プランの契約や別の情報管理ツールの併用などがあります。
自社の状況に合わせて、適切な対策を取ることが大切です。
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